看護師が残業をしないためには

現在、多くの病棟勤務の看護師が残業を余儀なくされている状況です。その原因の根本にあるのは、慢性的なマンパワー不足といえます。日勤はもちろんですが、夜勤に至っては2人で病棟を回しているところも少なくありません。処置や業務に追われ、看護記録を書くのが定時を過ぎてからになることも多いようです。
残業にならないためのコツは、おかれている状況によって違います。しかし、共通して挙げられるのは、やはり各々が看護技術を向上させることです。オペの送り準備や清拭・採血など、一つ一つの業務を1分でも早くすれば、それだけ時間に余裕ができます。また、患者の状況を瞬時にアセスメントできれば、それだけ看護記録の時間も短縮されるでしょう。そのためには、病態の理解も不可欠です。つまり、看護師は常に勉強し、向上心を持つことが不可欠な職業だといえます。そうした行いが、より良い看護の提供にもつながるのです。
そして、残業しないために大事なことはもう1つあります。それは、仕事の悩みを一人で抱え込まない・一人で解決しようとしないことです。医療現場はチームで動いており、もちろん看護師もチームで動いています。チームの1人が悩みを抱えていればそれだけ業務も遅れてしまい、残業になってしまうのです。その結果、周りにも迷惑を掛かけてしまいます。できないことはできないと声を挙げ、周りの力を借りましょう。そうすることは、看護の基本でもある「患者の安全・安楽」にもつながります。